あなたは、最近、「自分の人生」について考えたことがありますか、って

「考えたことがあるか」って聞かれてもなァ～。まあ、たまには考えるけど、それっきりだなァ～。

　以前、ＴＶ番組でこの人のことをドキュメンタリーで紹介されていたのを見て以来、この人物に興味が湧いて、いつか買おうと思っていた本を買いました。
　「わが志アフリカにあり」です。

　最初は海外協力隊メンバーの活躍を紹介する番組みたいなものかと思っていたら、途中からこの島岡強という人物の生き方に強く魅かれ、瞬きをするのも、息をするのも忘れて見入りました。（瞬きも息もしましたが(*^_^*)）

　父上の教育がスゴイ。

　小学校一年生の時、自転車を盗まれて不服を言うと、いきなりビンタ！！
　　（父）自転車を買えない人が持って行ったのだから「どうもありがとう」という気持ちになるのが本物の人間だ。

　貯金箱にお金を貯めていると、いきなりビンタ！！
　　（父）「金を貯め様などというお前は情けない。金は自分のものじゃない、天下万民のものだ」

　兄妹が欲しいとつぶやくと、
　（父）「自分だけの兄妹が欲しいなどという狭い心では天下万民のための仕事は出来ない」

　（父）「おまえは定職につくな、日本で仕事をするな、免許や資格をとるな結婚はするな」
　「ひと月いくらの金で自分を売るな、人間の重みでどこでも勝負しろ、自分が死んだ後に悲しむ者を残すな」

　そして「世界の貧しい人たちにはイスラム教徒が多い、お前はイスラム教徒として貧しい人たちを救え」

　島岡強は、父の生き方に共鳴し、教えを守り、やがては父の存在を越えて、アフリカの貧しい人々の生活を「革命」するために単身アフリカに赴き、ザンジバルで漁師になって国を動かしつつある、自らを「革命家」と呼ぶ人物です。

　さて、人生を考えれば考えるほど、この本を読み進めば読み進むほど落ち込む店長です。